表題作は藤子F不二雄のSF短編のよう





2021年6月12日
ある惑星で任務につく主人公が日々その星のデーターを地球に送り交信するといった設定は数多くのSF作家が手がけてきたもので、悪く言えばこすられまくった題材なのですが、この作品ならではの上品さみたいなものがありました。藤子F不二雄先生のSF短編を思い出させる雰囲気で、SF好きとしてはそれなりに納得の作品です。ただBLである必要性がないかなーと思ってしまったので☆は4つで。SFってどうしても構成が命なので、短編は特に登場人物の繊細な関係性が説明不足になるのかなと思います。なので作者さんにはぜひ長編SFBLを期待します!

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しろくろうさぎ さん
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