このレビューはネタバレを含みます▼
前作のデビューコミックスが良かったのでこちらも作者さん買いです。表題作のみ全5話+描き下ろしで合計206ページ。BL鉄板のワンコ編集×美人作家さんのお話です。普段は強面で周りに理解されがたい編集の忠広が、人間嫌いで評判の売れっ子作家・森先生の担当に。倒れかけた先生の介抱をしたことをキッカケに急速に二人の距離が縮まって…という展開です。先生が忠広のことを気にかけるのは、恋愛的な意味で好きだからなのか、飼い主と犬のような関係で好きなのか?まあそういう行為をするので前者ではあるんでしょうが、ちょっと先生⇒忠広の気持ちが分かりにくかったかも。あとやっぱり導入部分が惜しい!触りっこは初めて会ったその当日ですよね?告白はその翌朝ですよね?あれページ飛ばしたかな?と思ってしまうほどの急展開でちょっとビックリしました。それくらい急激に惹かれ合ったということなんでしょうが、最初だからこそもう少し丁寧に気持ちを積み重ねて欲しかったです。紆余曲折を経てお互い大切にしあう関係になれたということで、途中からは持ち直しましたがやっぱり導入部分がちょっともったいなかったかな。エロもまあまあありましたが、これまた雑な修正が残念でした。この作者さんでなければ★の数を減らしていたと思いますが、やっぱり絵とか全体の雰囲気は好きだし、応援したい作家さんなので★5つにしました。