このレビューはネタバレを含みます▼
ずーっと読みたかった作品です、クーポンを利用して購入。月曜に最初に告白してきた人とつきあって、その週末には好きになれなかったと別れを告げる、って一見スゴいことやってるDKのお話。その当人の芹生が超イケメンで、付き合っている間は誠実にその人と相対しているから、別れた後も悪い噂がたたないって相当ですよね。傍目に見れば、とっかえひっかえですもんね。でも、芹生としては真剣に好きになれる人を探してるんだから、ある意味効率がよい、一週間限定の恋人なんでしょうね。たまたま月曜に芹生に出会した弓弦は、興味本意で付き合ってと告白します。それから一週間の駆け抜けるような出来事を通して、二人の心の動き、変化が描かれています。この微妙な変化、少しずつ縮まっていく距離、堪らんのです~。この作品のキーパーソン的な存在として登場する紫乃っていう女性が、どこをどう見ても嫌われキャラなんですよね。なんでこんな人に牽かれるのかが分からんです。あー、でも芹生はドMってことか。一週間の中の1日、1日の経過、お話の設定が面白いですねー。宝井先生の「テンカウント」の一つずつ条件をクリアしていく設定に通じるものを感じました。この作品は月曜から木曜までのお話。続きの金曜から日曜も面白いので是非セットで読んでみてください。