BLACK SUN 奴隷王
」のレビュー

BLACK SUN 奴隷王

小笠原宇紀

誰になんと言われようと、好きなんだ!

2021年7月1日
修道騎士の美しき司令官レオナールを敵の帝国軍将軍ジェマルが国に連れ帰るところから始まるお話。修道騎士ってことは中世の十字軍?どこの?…と即座に思われた方はかなりの歴史好きとお見受けしますが、こと、この作品については背景など深く考えずに物語として楽しんだもの勝ちかと…。
個人的には、絵を愛でる作品と思っています(もちろんお話も大好きですが)。伏し目がちにした横顔。吐息をもらす唇。背後から切りつけられ思わずのけぞる体。闘技場を上から見下ろす視界…。漫画家だから当然だよと言われればそれまでなのですが、小笠原先生は本当に「描く」ことがお好きなんだなぁ~と感じ入り、アングルの一つひとつにまで見入ってしまいます。
あぁ、絵を愛でると言うことでは、数あるあのシーンも外せない魅力。レビュー欄をご覧になれば、レビュアーの皆さま方の興奮の理由がおわかりいただけるはず。
ともあれ、誰がなんと言おうとジェマルはレオナールが好きだし、レオナールはジェマルが好きなんです。そして私もこの作品が好きなんだ!それだけです。
(午前3時起きで仕事に仕掛かる生活3日目、自分がフォローしている方々のレビューに癒しと感動と勇気をいただいていることに心からの感謝を捧げます)
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