アーモンドを七粒
」のレビュー

アーモンドを七粒

夏水りつ

読み終わってわかるタイトルの意味

2021年7月4日
初読み作者さんでレーベルクーポン買い。読み終わってわかるタイトルの意味が素晴らしい。
道ゆくカップルに悪態ばかりついてる葉月。一人暮らしで引っ越した先に少し寂しさを覚えるころ、会社同期でいけすかない奴の渡辺が近所に住んでるからと鍋に誘われる。思いもかけず楽しい時間を一緒に過ごすうちに距離が近づいていって。。
受けの葉月がアーモンドを食べるシーンがいくつかでてきて、読み終わってからもう一度そのシーン前後を読むと、ホロっときます。葉月頑張ったんだよね。。。レビューほとんどみないで読んだので、上下巻と長い間、なんだこの渡辺って奴は〜って少し憤慨してたら、やっぱり同じこと思うレビュアーさん多かったようで。でもフォローしてる方は大丈夫だったそうなので、人によりますね。描かないことを上手く使う作者さんだなと思いました。渡辺の過去をもっと深堀りする描きかたもあったろうに、そこは敢えて描かずに葉月と渡辺の仲にフォーカスして読者の想像に任せてます。まあ、きちんと描いても読者が頭にくるだけっていう説もありますが。。あ、私は渡辺を赦しますよ。葉月と一緒に絶対に幸せになってください。
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