ラブストーリー
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ラブストーリー

西田東

萌えが過ぎて、今にも死にそうです…

ネタバレ
2021年7月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 中編と短編の2つのお話。
[ラブストーリー] 中世、スペイン(たぶん)。助修士ダニエルと騎士レオナルドが4度出会い恋をしていくお話ですが、なんと言っても見所の1つは、2人が 2ターン連続で「目で会話する」こと、そしてその視線の応酬で何を伝えあったか見ているこちらにも分かること…!1ターンならまだしも2ターン、しかもそれが数回。まんまと萌えに突き落とされました(はぁ)。
ダニエルの表情の変化にもときめきます。
がしかし獣道を行く自分的に最大の萌えは司教様(ファザー) とダニエルの関係。わずかな言葉からの推測(邪推ともいう) ですが、ダニエルが告解すると言った時は「愛いやつ」と思っただろうなとか、そもそもダニエルが(キリスト教的に) 許されない欲望を持ったのはあなたが原因なのでは?とか、ファザーはダニエルの相手を知りたかったのか~などと妄想が暴走して、もぅ… (死)。
ところで、意気消沈の表現がハゲワシに突っつかれる腐肉って……空前絶後ですよ、西田先生。
[パラダイス・パラダイス] 出張で南国にやってきた海外事業部の野沢次長と技術部の柚木は、帰国を前に船のトラブルで無人島に漂着し…?と、消費期限が昭和で切れてたはずのストーリー設定、なのに、あぁ確かにこの人はこう考えそうだし言いそう~、とか、うゎこんな何でもない時にそんな流し目を寄越すなよぉ、とか、そのまま覆いかぶされ~、とか、もぅ満ち足りちゃった顔をして~、とか、ホントずるいよ次長~などと悶えている内に、設定がなんだバカヤローという気持ちになりました。
…もう萌えが過ぎて、思考も死にかけです。
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