このレビューはネタバレを含みます▼
新刊。表題作のみ、上巻194P、下巻194P。
社交的で明るい性格の大学生・梅谷はひょんなことから同じ学科でいつも手袋を着けている鷲園と交流を持つようになる。
周りと一線を引いているように見える鷲園だけど、本質は素直でハッキリしていて表情豊かな可愛い性格で、そんな鷲園の新しい一面を知る度に惹かれていく梅谷。
梅谷が鷲園をあざとげと表現していたのが確かにその通りで笑った(笑)
無自覚にあざとくて可愛いんですよね~
梅谷の包容力や誠実さもとっても素敵で、鷲園が惹かれていくのも納得の良い男っぷりでした。
優しく大きな愛に支えられ、勇気を出して大きな一歩を踏み出せた鷲園の頑張りにも感動!
好きだから触れたい。好きなのに触れられない。
たくさんの切ない想いの先に叶った初めての夜…。
もう、もう、ふたりとも本当に頑張ったね!良かったね!と、頑張ったふたりに拍手を贈りたい気持ちになりました。
シリアスな展開もありますが、明るいふたりのやりとりが楽しくて、暗くなりすぎず読める読後感の心地良い作品です。
タイトルと表紙も素敵で好きでした。