このレビューはネタバレを含みます▼
学年首席の白石真は、親からのDV痕を不動斗真に見られ、それを秘密にする代償に斗真に抱かれることになります。不動グループの息子である斗真は態度の悪い不良ですが、斗真もまた実の親からのDVで施設に入り、そこから養子となり今があるのでした。無理矢理から始まる二人の関係ですが、真は次第に斗真に惹かれるようになります。花火大会でのキス､雨の準備倉庫での告白、そして真を心配して駆けつける斗真の純真、ここぞのシチュエーションがエモく､傷だらけの身体で抱き合う二人が切ないです。
2巻は一緒に暮らし始めた二人の大学生活編。斗真のお陰で家から出られた真、真の助言で養父との関係を見直せた斗真、独りぼっちだった二人がお互いの存在を得て未来に向けて歩み出す姿が描かれます。
看病編は熱を出して寝込んだ斗真をお世話する真のお話。
after storyは、高校時代のお話『図書室にて』、部屋でのイチャ、初ツーリングと短編が3本です。
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