このレビューはネタバレを含みます▼
新聞社シリーズ4作目。BL小説です。
小説のレビューについてはいつも悩むのですが、フォローしている方がある小説家のレビュー観をシェアして下さり(ありがとうございます!)、その小説家さんには本の内容紹介プラス考察がしっくりくるとのこと、なるほどと思いつつ、やはり私のこんな駄文より作品本文を読んで〜と毎回レビューで叫び出したい気持ちでいっぱいになります。
この作品についてはですね、泣かされたのはもちろんなんですが、まず注意喚起をいたしたく。シーモアさんのあらすじ、もしくは通常出回ってるあらすじなのかもしれませんが、とにかくあらすじを読まない、もしくは読んでも忘れることをすすめます。それともあらすじネタバレしてますよ、というレビューさえネタバレになるのか?! でも、あらすじだけで作品の半分くらいのページ数進んでいるんですけど!知らなかったら、倍は泣いてたわ。。。
あと、前3作の登場人物がかなりの役割占めてきますので、ぜひシリーズ3作読んだあとに読んでください! is in you→off you go →ステノグラフィカ→アンフォーゲタブルです。作者さんが織りなす話の重構造と筆致が益々冴えてきてます。忘れられない、というタイトルが、作中に流れる時の中で時代毎の幾つもの事象(いちおうフィクションであるにせよ)と登場人物たちのエピソードと重なって胸に迫ります。
比較的最近の作品なので番外編あまり出版されてないようですが、ペーパーバックの2巻には番外編the cloud of unknowingが収録されています。(long hello には番外編ないはず)