あやしの湯ももいろ美人
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あやしの湯ももいろ美人

雨隠ギド

人間とほぼ人間たちが繰り広げる癒し湯話

2021年7月21日
積読リストから。フォローしてる方のレビューが上がっててこれも読まなければ、と。ギド先生のBL作品のふんわり穏やかでストーリーもしっかりしてる作風、やっぱり大好きだなぁ。伏線回収が次作であるので、ぜひシリーズで読んでください。「あやしの湯〜」→「タマシイもあげる」です。人間と妖怪と半妖が一緒になってほっこり温泉で癒されるあやしの湯。妖怪のクォーターやらほぼ人間やら元人間やらぽぽんたマスコット化け狸が働く場所は、未開発の土地地主でもあって、市役所で都市計画担当の七尾が訪ねていくと、乙丸くんというほぼ人間にみえる物の怪に出会う。話を聞いたら自分が何の妖怪なのかもわからなくて最近拾われららしい。。
妖怪がたくさん出てきますが、ほぼ人間なので全く怖くありませんし、悪くみえる人もどこか抜けててかわいらしい。ぽぽんたは常に可愛くて、ちょうどよいタイミングで前隠しになってくれたりよい働きをしてます。温泉みたいにほっこり暖かくてこのふたりは大円団。
次作のメインが気になる元人間鬼村とほぼ人間化狸の狸央のCPですが、七尾さんと乙丸くんも重要な登場人物であの夢の伏線も回収されるのでぜひ続けて読んでください。(次作のメインCPの出会いの年代がこの作中で書かれてる150年前ではないような気がするのはご愛嬌ですね。)
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