テンカウント
」のレビュー

テンカウント

宝井理人

話題作一気読み

ネタバレ
2021年7月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何度となく色々なシーンで話題作と出て目にしつつ、あまり絵柄も同作家さんの他の作品も私のセンサーには引っかからなかったので未読でした。が何時ぞやのセールでだいぶ値引きされていたので、ヨシ、名作との事だし読まないのは勿体ないかと全巻購入。のまま放置。やっと読ませて頂きました。んー、思っていたよりスンナリ読めた。けど、思っていたのと違った。もっと潔癖症に絡めた駆け引きとラブの話だと勝手に思っていたのですよ。コレ、SMなんだ? 作者さんが後書きで何度もおっしゃってますもんね。SMって言われたら、一気に違うな〜感が。繊細で綺麗な絵柄であまり重くなり過ぎてないけど、潔癖症の症状=Mな人という図式がちょっと違うんだよな〜と。いや、過去の出来事を思うと、Mの性癖を自覚したきっかけが潔癖症に結びついているので間違いではないのだけれど。Sの彼もね、専門家として関わるのかと思いきや。え、あれやこれやはSの所業だったの、と。なんとなく病気とSMがチグハグで勿体ない感じでした。ただただ、お父さんと彼女が気持ち悪い読後感にて。作家になった思い出の人との邂逅シーンは良かった。あ、今更言うのも何ですがハピエンです!
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