えっちシーンが描けないまんが家をチンピラアシスタントがなんとかする話 【電子限定特典付き】
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えっちシーンが描けないまんが家をチンピラアシスタントがなんとかする話 【電子限定特典付き】

にたこ

表題作だけでじっくり読みたかった!★3.5

ネタバレ
2021年8月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さんで、出版社さんの半額セールで購入しました。Twitterでコミックス発売の広告を見てから気になっていた作品だったので、お得に購入できて良かったです。全体の評価がとても良かったのでかなり期待していたんですが、ちょっと好みど真ん中というわけではなかったかなというところです。
本作品は表題作が前後編、中編(全3話)、短編(1話)とそれぞれの描き下ろしで合計206ページ。表題作は童貞の漫画家・田中先生×チンピラ風のアシスタント・佐藤さんのお話です。経験がなくてエロシーンが描けない田中先生を手伝うために、佐藤さんが自分とエッチをすることを提案して…というストーリーです。キャラのギャップは良かったし、風貌に見合わず一途な佐藤さんも良かったんですが、やっぱり前後編で短いお話ということもありスピード展開でした。それだけが理由ではないんでしょうが、自分の漫画が好きと言ってくれただけでガーッと盛り上がって男の人を抱けちゃうっていう。佐藤さんが田中先生に入れ込む理由も、ページ数が少ないのでアッサリ種明かしされた印象でした。短いお話だからしょうがないのかな。2作目の中編は、大学時代からの後輩×先輩のお話です。こちらも一途で良かったんですが、泣き虫な攻めも受けの先輩のビジュアルも好みではなく、いまいち刺さらずサラッと読めてしまいました。3作目の短編は、好みよりファンタジーすぎたかな。こちらも短編だから仕方ないんですが、展開が早くて話に入り込む間もないまま終わってしまった感じです。表題作だけでじっくり読んでみたかったかなと思います。
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