このレビューはネタバレを含みます▼
オーナーさんの正体(…なんとなく察してしまいますが…)を知らずに読んだ一回目は、愛美の先行きをハラハラと心配?しながら読みましたが。二回目以降、そしてスピンオフを読んでからの読み返しは、オーナーの威厳?が半減しました(笑)
愛美がいじらしい。幼い頃から 人に距離を置かれていた境遇を、大人になっても無意識のうちに、引きずっているように思えました。自分に恋人は出来ないと、最初から諦めているふうな…。
ガソリンスタンドで働いてる金蔵さんを車の中から見やる愛美を、ぎゅうぎゅう抱き締めてあげたかった!
「俺にも売って欲しいもんだね。その営業スマイル」
営業スマイルで良いの~。切ない~。
金蔵さんがバカ真面目で、正直で、人の本質を見誤らない人で良かった。愛美さんのお宅にお邪魔して会話する2人がお互い妙に意識してて、愛美さんがやたら可愛く見えました。髪をおろしてる加減かもしれませんが (^^)
なんだかんだで哲さんも良い人ですし。にやま先生の作品は、ホントに読後感がほっこりして好きです。
マジックでゴムに3万と書いてあった2話かな?の表紙。ツボりました(笑) …と言うか、表紙とタイトルがそもそも強烈で。金融ものだし…敬遠してましたが、全然まったく敬遠する内容じゃなかったです。セールなので、にやま先生好きだし、この際と思い購入しましたが、そんな心構え 不要でした!