叛獄の王子
」のレビュー

叛獄の王子

C・S・パキャット/冬斗亜紀/倉花千夏

分厚いストーリー、深いキャラ設定に脱帽

ネタバレ
2021年8月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ ラノベ風の表紙絵に良い意味で裏切られる、非常に重く緻密なお話でした。これまで読んだ王国(中世)モノの中でも、ずば抜けて面白かったです。サクサクは読めません、登場人物も決して少なくないし、似たような名前ばかりだし。
でも、深く分厚いストーリー、脇役の一人にまで与えられた背景設定、そのブレなさ、、、最高でした。
何かを批判したいわけではないですが、「最近薄っぺらいものばかり読んでたんだ」と否が応でも思わされる、とにかく厚い読み応え。買って損無しのコスパです。

人物名、地名、時系列がかなり入り組んでいるので、人物紹介(相関図)と、詳細な地図を掲載してほしかったです。
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