春を抱いていた ALIVE
」のレビュー

春を抱いていた ALIVE

新田祐克

蛇足

ネタバレ
2021年8月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ とは完全にこのこと。こんなことなら輝かしく終わった前作のまま幸せな2人を覚えておきたかった。
何年もずっと読んでいて、もう家族のような親近感さえあるのに、この最期は酷すぎます。
こうなることが分かってしまうとどんな幸せなシーンも悲しくて読み返せません。本当に台無しになってしまいました。辛いのは現実だけで十分なので本は絶対にハッピーエンドしか読まないのに、まさか幸せいっぱい甘々のこの作品がこんなことになるとは思わなかったので騙し討ちにあったような気分です。登場した時点で死ぬことが決まってるもの、その死があってこそのストーリー等はしょうがない(ワンピースのエースとか)と納得しますが、この作品は違いますよね?普通に幸せな2人のままでハッピーエンドでよかったのに!!
しかも副題がALIVE(生きている、生き生きとした)ですよ!!!震災で仲間を亡くしながらも生き延び、これからも生きていく2人のことを指してるんだと思ってました。岩城さんが悲しみに暮れる時点でハッピーエンドとは程遠い。酷すぎる。
あと話は逸れますが岩城さん初期とは別人ですね、、あの男らしく格好いい岩城さんはどこへ、、
まぁそれでも幸せな2人が見れればそんなことは些細な問題だったんですけどね、、、
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