ラララ
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ラララ

金田一蓮十郎

突飛な設定だけど家族のカタチを考える良作

2021年9月3日
青年漫画枠。既刊9巻で、あと1巻で完結です。訳あって表紙の美人さん(医者)が裸のシーンがたくさん出てきますがエロじゃないです。ただ自宅では裸族なだけ。作者さんの作品って、勘違いだっり嘘だったり成り行きだったりのおかしな関係から始まって、巻数を重ねて誤解や拗れたところを解いて、ふたりの関係をしっくりしたものにしていくという展開が多いですよね。この作品はバーで出会った酔っぱらいの無職男性に婚姻届を書かせてすぐに離婚したいと言う珍妙な美女。職業は医者で一人暮らしの家では裸族。そこに転がり込んだ元無職、現専業主夫くんとのお話です。長期連載なので登場人物も増えてそれぞれの過去も描き、エピソードを丁寧に重ねてゆっくりふたりと周りの関係が進んでいきます。突飛な始まり方をしましたが、巻が進むにつれて家族のカタチも考えさせられる良い作品ですね。
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