このレビューはネタバレを含みます▼
この作家さんは天才だと思っています。
私には娘がいますが、もう少し大きくなったらこの本を読ませたいと思っています。
何回読んでも泣いてしまう。自分の子が理不尽な理由でいじめられたり、いじめたり、誹謗中傷したり、されたりする立場になってしまうかもしれない。この本読むとそういった漠然とした不安にとりつかれてざわざわして、寝付けなくなります。
幸紀は天志と出会えて幸せだったのでしょうけど、別れたときの孤独感がいたたまれず、ここでも涙。ミステリータッチでもあるので伏線回収もすごくて何回も読んでます。
最後のおまけネームで幸せそうな二人をみてやっと救われた思いになりますが、それでも心にぽっかりと穴があいた感じがする。ふたりが天国でずっと一緒にいられますように。
エロなし