1等7億円が当たった俺の3日間【電子限定おまけ付き】
常倉三矢
このレビューはネタバレを含みます▼
セールで思い切って読んでみましたがこれは当たり!
1枚の宝くじに翻弄される3日間。
構成が良いんですよね。これは試し読みで即買いしたんですが、試し読みの先が抜群に面白い。
イケメンハイスペの玲と、平凡な主人公悦士。釣り合わない(と悦士がコンプレックス持っている)大学時代からの友人同士です。
第3話から目線が悦士から玲に変わり、自分の中のBL予定調和が崩れていく心地良さ。
結構モリモリな第1話の設定の裏が玲目線で明らかになっていきます。
んもーさすが「Life 線上の僕ら」の作家さま!
1話で7億円当たった話がぶっ飛ぶほど丁寧にそれまでの2人が描かれていきます。
そこからまた7億の話に戻るんですが、コメディーのつもりが笑っていいのか泣けるのか、ええ?そうなの?そういうことだったの?
攻め受け2人のすれ違いが更に錯綜していて各話のアップダウンが意外にすごい。
7億円の行方、恋の行方。作者さまに翻弄されて180p余りなのに読み応えあります!
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