このレビューはネタバレを含みます▼
部下 甲斐谷安和(新卒採用で入社3年目)×カーヴィ化粧品 営業促進部企画課課長 藤原康人(32才)。「Don’t Worry Mama」のスピンオフ。今回もどうやってもくっつくことが想像できない2人です(2人ともノンケ!)。モデルのような整った容姿で仕事もできるモテモテの課長と朝に家を出る15分前に起きるだらしのないやる気もあまりない部下。気に食わないもの同士がsexしないと出られない部屋状態になってあれよあれよとなんですが、きっかけは甲斐谷が企画を通そうとして藤原の身体的欠陥をネタに脅迫したことから始まっていまして不快感を覚える方もいらっしゃると思いますが、私は会社内で取っ替え引っ替え(20人近く!)して理想じゃなかったとポイ捨てする課長も人でなしだと思うので、ま、いいかと思って楽しんで読めました。甲斐谷がワンコ攻めというより、聞き分けのない子供攻めでした。それだけに愛を乞う姿はすごく一途で好きでした。仕事もがんばりだしますし。上巻の終わりには「Don’t Worry Mama」の2人のお話も入っています。こちらだけでも読めますが、前作読まれているほうが楽しめると思います。裕一の親友、ゲイバーのマスター 友晴がいい働きをしますので。木原先生のコメディ大好きです。ちょっと毒のあるとこがまたいいです。
上巻 2007年3月 総136ページ 下巻 2007年4月 総122ページ 挿し絵あり。