つくものはなし
」のレビュー

つくものはなし

山本小鉄子/神奈木智

登場人物ほぼ男性の女性漫画(not BL)

2021年9月27日
小鉄子先生の女性マンガ枠の作品。15年連載開始で最近新刊が出て、無事完結しました。3巻からずいぶん間があいたので、心配になった方もいらっしゃるんじゃないかな〜。私は完結後に1巻から一気読みできてラッキーでした。
月見里(すご!変換できた。苗字でやまなしと読みます)の甥っていっつもどこでも言われてしまうただいま無職でなにもすることのない圭太。海外へ行ってしまって3年帰らない叔父の代理で、空き家になってる田舎の古民家カフェの片付けのため駅で案内人の待ち合わせをしてたら、やってきたのがヤクザぽいアメとゴスロリ女装男子ココ。怪しげな彼らに連れられてきた叔父さんの家は他にも猫耳おじさんやら中華服着た二重人格の美青年やら可愛い男の子たちがすんでて、皆、叔父さんが蒐集していた古道具から出てきた、「つくも神」だと言う。。
登場人物ほぼ全員男性。BLを描かれる作者さんなのでそちら方面どうしても期待してしまうんですけど(私のBL脳、ほんとどうにかしてほしい)、描写、匂わせBLも全くないです。でも、もしかしたらあるのかもしれない。。裏話が。。(それを薄い本で補完するのでしょう、きっと。。)
道具は愛されて大事にされて100年経つと、つくも神になるそうで、それぞれ古道具くんたちには謂れと思い出があって、逸話を4巻で全部回収していくのは大変だったろうなーと。でもさすが小鉄子先生のスッキリした絵で綺麗にまとめられてます。あくまで女性マンガですが、かわいい男の子たちのわちゃわちゃもみられますし、完結した今読めて良かったです。
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