このレビューはネタバレを含みます▼
初読み作者さん。ドラマだか映画だかになったと知っていたのですが、将棋よ話でしょ、将棋よくわからないからなあと思っていたら、とんでもない、人間ドラマでした。棋士の零。両親と妹を事故でなくし、引き取ってくれたのは、父の将棋仲間。ところがそこの実の子供たちよりも将棋が強かったことから、はみ出しものになってしまう。一人暮らしを始め、孤独な日々を過ごしていたものの、あかり姉妹のあたたかい家庭に触れるようになり、寂しいながらも癒される。読んだのはまだ一巻までなので、この後、どう展開していくのか、とても楽しみな作品。主人公の零は完璧な人間などではなく、また幼さもあり、内向的で孤独なところや、いびつなところがひかれます。どんどん成長していってほしい。