ロマンスには程遠い
」のレビュー

ロマンスには程遠い

アマミヤ

素敵なロマンスでした。

ネタバレ
2021年10月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買いです。今のところ評価41件中、星満点のオール5と来た!ややおまけ的な部分もあるかもしれませんが、納得です。
何故にその経歴で、日本の田舎の港町の小さなIT会社に入って来たの?という英国紳士のルイス。紅茶よりも緑茶が好きで、日本のアニメも大好きな親日家?ではなくて、ルイスの真の目的は…
会社の古株営業マン・新との再会。
一途に新を想い続けたルイスが、静かなる情熱を秘めて、新にゆっくりと押しの一手。決して荒々しくがっつくワケでなく、だけどグイグイと押してるのがいいですね。新の反応を伺いつつ、焦らず待ちの態勢になりそうで、そうかと思えば自然に迫る。この距離の縮め方が上手いルイス。流石のジェントルマンは、強引に押し倒さない(笑)
新にしても、ルイスの口説きに戸惑いながらも、拒否しきれない部分もあって、キスを受け入れるあたりはナチュラルでいいなぁ。受け入れられそうで、まだちょっと…という二人の距離感のジレジレがこれまた好きだな。
ルイスが寂しそうにした時に、新はきっとたまらなくなって追いかけた雪の中のシーンが、とても綺麗で素敵でした。心を寄り添わせた最高の瞬間です。
初めてのエチシーンも、雪のシーンも、夜の暗さでムードがあって良いのですが、ちょっと暗すぎてもったいない気がしました。でもムード勝ちで良しとします。
新が仕事人間で、『ロマンスには程遠い』のかもしれませんが、フォロー様(律◯様、ありがとうございます。)の仰る通り、『なんだかんだでロマンスには程近い』と私も思います。
同僚の小松さんが腐女子のようで、彼らを見てる小松さんが可愛いかった。私も彼らを見守る会社の壁になりたいです(笑)

個人的な事ですが、漫画の中の素敵男子が唇に人差し指を当てて「し~っ」てする仕草にキュイ~ンとするんですよね…ルイスもキュンとしました。別の作品で恐縮ですが、『びい☆ろ』のタ☆ラ先輩や、
『恋を◯◯◯◯近◯◯る』の静さんには、キュンです。くぅあ~、たまりません。皆さまには、キュンとする仕草ありませんか?ぐふふふ。

購入済みの『ネイキッドカラー』が後回しになりましたが、読まなくちゃ…未読たくさんあって忙しいです。
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