このレビューはネタバレを含みます▼
試合中のケガが原因でバスケの選手生命が断たれ、推薦入学が取り消された高校3年生の生田と高校時代に男友達に手酷くフラれて心に傷を持つ教師の奈良。すごく静かなお話でとてもよかったです。雨が似合います。ただ生物教師になって6年目の春とあるので27、8才くらい?10年もレアな感じで引きずっていてそれ以来好きになるの封印みたいなのがもうちょっと広い世界を見ないの?と思いました。あと卒業式の日に学校でっていうのが...なして家でしてくれないかな。尺がたりなかったのかな。このお話には合わないです。とってもいいお話なのにもったいない。
「心情呼吸」って素敵な表題だな~、なにか意味あるのかな?って調べましたらこのタイトルの歌があるのですね。
「届けたくて泣いてるんだ 届かなくて泣いてるんじゃない」
「守りたくて泣いてたんだ 守れなくて泣いてたんじゃない」
聞き分けがないくらいに純粋な歌詞でこの作品に合ってました。初単行本とありましたが、雰囲気があって好きです。描き下ろしの「男子トーク」がおもしろくてほっこりしました。
2017年1月 総195ページ 修正はトーン。