親愛なるジーンへ
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親愛なるジーンへ

吾妻香夜

うっとりする物語、続きが楽しみ

2021年11月1日
1973年の冬のニューヨーク、そして、トレヴァーの書斎、モンステラを中心とした草木の変化、丁寧に描かれている人物や表情、服装、運命的な出会い。映画でよく見るタウンハウスでの二人の暮らし。時代背景から同性愛者であることを秘めるトレヴァーの思い…それをジーンがそっと優しく包んでいく、心がとても温かく、涙がほろりとさせられる作品でした。アーミッシュやラムスプリンガという人々のことにも興味がわき、そしてこ二人がどのように絵が描かれていくのか楽しみです。
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