スケベの青春
」のレビュー

スケベの青春

畠たかし

恋する男子のスケベ心。奥深いですね〜

ネタバレ
2021年11月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 師匠と呼ばせてください、三田村先輩っ!!!
どんなに周りから白い目で見られても、変態と言われ呆れられても、己のスケベ心に正直であれという確固たる思想・信条のもと、その揺るぎない信念を貫き通す三田村くん。強し。「人間は皆スケベである」…それが彼の大・前・提!!すごいっ!彼ほど堂々とひたむきにスケベ精神を崇め嗜む人物は、今まで見た事がないかもしれない。もう、RESPECT!!! この一言に尽きますね。なので、師匠と呼ばせてください!
こちらは、そんな三田村くんの一途で情熱的なスケベ心を真っ直ぐにアオく描いた青春物語だなあと思いました。そしてそんなスケベ男子が恋をしたら一体どうなってしまうのか??!早見くんの"秘密"を知り、スケベ心に更に火が付いた三田村くんはそこからエロ暴走しまくると思いきや!……まだまだウブくてチェリーであるが故に、何もできないとな!いやはや、、全くもう最高ですね。スケベ心をマスターしているからと言って、恋に精通(ダブルミーニング笑)しているわけではないと。。おもしろい。スケベ心と恋路が必ずしも同じ歩幅で一致、または比例するわけではない、というもどかしさもまた、彼らの一筋縄ではいかない「青春」を彩り物語る大事な要素のひとつでもあるんだろうなあ。スケベが青春してるな〜。ん〜深い。そして、実はそばでふたりの恋路を応援するお茶山くんの存在も大きいですね。
初々しく不器用ながらも、互いの恋心を一生懸命表現しようと必死になっているふたりの姿に魅せられました。とても好きな作品でした!
僕も、スケベという言葉が死後にならぬ様、努めていきたいと思います。
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