【新装版】終わらない不幸についての話
」のレビュー

【新装版】終わらない不幸についての話

緒川千世

シリーズ2作目

ネタバレ
2021年11月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『誤算のハート』の烏童の兄のストーリーです。
遊び人として出てきた前作の印象とは随分違った烏童兄の拗らせ片想いのお話です。切なくて泣きました。

中学の時にバスケ部で一緒だった清竹×8年清竹を忘れられない烏童。
大学生になり、男女どちらも相手にできる遊び人となった烏童が想い人清竹と再会。小さかった清竹の背が伸びて淡い期待を抱き体をつなげてしまいます。
弟もタチだったので兄もそうかと思いきや、抱かれた(お尻で抱いた?)のは意外でした!
清竹の真っ直ぐな言葉と反対に、不安から逃げてばかりの烏童。清竹に愛想を尽かされなくて良かったです。清竹、ほんとにいい奴。手がかかりすぎる烏童にちゃんとあきらめず向き合いつづけてくれたから、関係が紡がれていきました。
これからもずっと不安は消えないのかもしれないけど、一緒にいる幸せを感じて欲しいなと思います。
お話の中で前作の烏童弟CPが登場するのも見どころです!
いいねしたユーザ7人
レビューをシェアしよう!