耳鳴りとめまいと悪寒について【SS付き電子限定版】
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耳鳴りとめまいと悪寒について【SS付き電子限定版】

湖水きよ

クールな絵とキャラがいい!

ネタバレ
2021年11月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ フォローさんのレビューで面白そうと思って購入。作者様のBLコミックは「夜を走り抜ける」(←これも面白かった)に続き2冊目です。

(以下、ネタバレあり)金貸しと債務者の二人なんですが、親に必要とされてこなかったという共通点があり、共感するものがあったのだと思います。真名は他人の求め合う心の声が聞こえる、特殊能力保持者。真名自身は誰かに求められて、名前を呼ばれることもなかった身の上だから、他人の名前を呼び合う声が聞こえてくるという状況がタイトルにもなってるような耳鳴り、めまい、悪寒といった不快感の表れだったのかなぁと思いました。でも、赤羽根という存在が現れてからは、そんな症状も軽快したのでは。作者様の描かれるスッとした目もとのクールキャラ二人がとても良くて、ツンツクツンな真名がちょっとでもデレの気配を見せるだけでもなんかツボります。あ~、ツンデレいいわぁ。ところでハムカツ屋のおばちゃんが赤羽根のお母さんですよね?目元のホクロがあるようなないようなで、はっきり確信できなかったんですが…。番外編、とても好きでしたー。表紙もメチャいいですよね?
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