夜を走り抜ける
」のレビュー

夜を走り抜ける

湖水きよ/菅野彰

複雑な恋愛模様。とても良かった◎

2021年12月1日
全2巻。コミカライズ作品(原作:菅野彰・作画:湖水きよ)
好きなお二人のコラボが面白くないわけない!!と思い読み始めたら期待通り◎とても面白かったです。

出自から心に闇を抱える男と、彼の前では曇りのない心が不安になる男との複雑な恋愛模様。直球の惚れた腫れたではない心情描写に、美術業界の複雑さも絡み読み応えがありました。

彫塑家虎一(25)×美術商晴生(28)の話。


出て来る脇役もみなさん個性的で存在感あり、駆け引きの会話も面白かった◎ブレないコイチがカッコ良かった!!コイチにロックオンされたら臆病晴生も癒されて可愛くなるわね(笑)
名品よりも高嶋君の作品を観てみたいな〜。
諸橋美術館の描写があり感激しました。
お金の力でねじ伏せる男達が出て来るのに、爽やかで心温まる読後に満足です。
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