このレビューはネタバレを含みます▼
いつか読みたいと思っていた作品。染み入る作品、高評価なのも納得の良さでした。繊細な心が目と多くない言葉で伝わってきます。
いろいろな優しさに何度も目頭が熱くなりました。央倫を思い嘘をついた女性。それもわかって静かに心を痛める央倫。駿斗とお兄ちゃんのところは苦しかったです。あそこで謝られたら駿斗は辛いですよね。自分がかわいそうな人と思われているようで、それを認めるようで。でもお兄ちゃんは決して悪い思いはなく、弟を気にかけ、可愛がり、幸せを願っている心に偽りはなく。優しさって深いなと思いました。
優しい言葉が見つからなくてそっと抱きしめる央倫、
孤独と心の痛みを知ってる男の優しさは暖かいですね。
愛されたいから愛したい、愛したいけど怖い。
ふたりが出会えて本当によかった。愛してるが言えてよかった。駿斗に声をかけるまでのanother storyも必読です。また素敵な作品に出会えました。