耳鳴りとめまいと悪寒について【SS付き電子限定版】
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耳鳴りとめまいと悪寒について【SS付き電子限定版】

湖水きよ

まるで魂で呼び合うかのように

ネタバレ
2021年12月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『夜を走り抜ける』が面白かった作者様(漫画担当)、オリジナルの作品は初めて読みましたが、かなり好きでした。フォロー様方のレビュー&セール(12/9まで)情報に感謝です。
表紙の色彩に目を惹き付けられます。他作品の表紙も、色使いがとても好きです。話表紙も全部カラーで拝見したいな。
そして、個人的萌えの黒髪眼鏡、おまけに無造作にアップされた髪、切れ長の目、涼しげな口元、ドンピシャ。さらにその脳内思考…あぁ、あなたが「闇」なのだが…と冒頭から引き込まれました。そんな真名に絡むチンピラ赤羽根、こちらも好み…あぁ、ストーリーも面白そう…とワクワクが募ります。そして…泣けてしまった。「どうしておまえが泣くんだ」……口を突いて出る言葉とは裏腹に共鳴し合う魂を感じました。「呼んで、呼んで、名前を呼んで」と体に縋ると同時に、見失ったままの魂(生きる意味)を求めているかのようで、抱き合う2人に胸が苦しくなりました。フォロー様の「孤独を抱えてきた者」に頷きました。
これで、体だけでなく心も結ばれたのかなと思ったら、フォロー様方が口をそろえる「ツン…ツンツク」に笑ってしまいました。でも、笑ったままではいられなくて…真名の恐れに同調してしまう自分がいました。あんなキッカケがなかったら、まだまだ遠回りしてしまったかもしれない2人だけど、赤羽根さんは頑張ったんじゃないかなと思うし、名前(魂)を呼ばれた真名もツンツンツクのままは無理だったよね、と思いました。
「ATM」には再び笑ってしまった。言い方笑。描き下ろしも番外編も面白かった!黒崎さんもいいわ~😄
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