このレビューはネタバレを含みます▼
前世から考えても障害だらけのこのカップルが、なんとか障害を乗り越えて、幸せになってくれる事を望みますが、
新たに登場した王女がとにかくやべー奴で。程度の差こそあれ、たまにこういうタイプの人いるなあって思います。にしたって急展開すぎるやろと思いますね。
ファンタジーですから架空の世界ですけど、中世終盤のヨーロッパのような舞台です。前の領主の圧政を倒した新領主が世襲せず、自ら議会制に移行しようとしているという、不勉強で例が浮かばないですが、そういう地方のお話です。魔法とか魔物とかは出てきませんし、宗教も主張してきません。(でも掃除が大変そうなシャンデリアはある。だから魔道具があるのか、まさか電気があるのか?それともシャンデリアって元々は照明器具じゃないのかな?)
とても良くできたお話だと思います。このまま生まれ変わりを誰も気づいて貰えず、不幸のどん底のまま死を迎え、そこで初めて救われる...。女性向けマンガだと、そういうルートだって有り得たわけですが、そうならずに周りのみんなが気づいてくれるルートでしたから、ハッピーエンドが好きな人間には読んでいて救われます。...やべー王女が出てくるまでは...。
3巻までで結構なクライマックスを迎えますから、これで終わりかな?って思ったら4巻以降も続いて良かったです。
とても面白いと思います。