狼領主のお嬢様
」のレビュー

狼領主のお嬢様

柑奈まち/守野伊音/SUZ

一気に読んでしまう

ネタバレ
2021年12月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前世から考えても障害だらけのこのカップルが、なんとか障害を乗り越えて、幸せになってくれる事を望みますが、

新たに登場した王女がとにかくやべー奴で。程度の差こそあれ、たまにこういうタイプの人いるなあって思います。にしたって急展開すぎるやろと思いますね。

ファンタジーですから架空の世界ですけど、中世終盤のヨーロッパのような舞台です。前の領主の圧政を倒した新領主が世襲せず、自ら議会制に移行しようとしているという、不勉強で例が浮かばないですが、そういう地方のお話です。魔法とか魔物とかは出てきませんし、宗教も主張してきません。(でも掃除が大変そうなシャンデリアはある。だから魔道具があるのか、まさか電気があるのか?それともシャンデリアって元々は照明器具じゃないのかな?)

とても良くできたお話だと思います。このまま生まれ変わりを誰も気づいて貰えず、不幸のどん底のまま死を迎え、そこで初めて救われる...。女性向けマンガだと、そういうルートだって有り得たわけですが、そうならずに周りのみんなが気づいてくれるルートでしたから、ハッピーエンドが好きな人間には読んでいて救われます。...やべー王女が出てくるまでは...。

3巻までで結構なクライマックスを迎えますから、これで終わりかな?って思ったら4巻以降も続いて良かったです。

とても面白いと思います。
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