私がオジさんになっても
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私がオジさんになっても

村上キャンプ

ストーリーテラーの実力

2021年12月10日
やっぱすごく良かった!
キャンプ先生の作品って、斜め上以上から入っていくので、どんな混沌が待ち受けてるのか?と身構えがちですが、結局はいい話だ〜〜〜、と涙して終わる事が多いです。
ただのいい話なだけじゃなく、ちょっと毒を孕んでいる所がすごく好きです。。

今作は四半世紀かけて2人がいい感じに熟れて醸されていくさまが淡々と描かれています。
森高千里がピークだと言った19歳がスタートです。
淡々とした人生を送っているように見える人でも、必ず個性があるわけで、キャンプ先生はソコを引っ張り出して誇張するのがお上手なんです。
しかもなんか解るソレ!ってなってしまいます。

男だろうが女だろうが、たった1人でいい、可愛いと(いとおしいと)思い続けてくれる人がいれば、それってとんでもなく幸せな事なんだと思いました。。

修正は白抜きの上から若干の陰影がつけてありました。
あと、おまけページの年代別アイテム、懐かしくて笑いました。
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