3分インスタントの沈黙【単行本版】
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3分インスタントの沈黙【単行本版】

市梨きみ

ほんのり病んでる拗らせ義兄弟

ネタバレ
2021年12月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 親が再婚同士の義理の兄弟•東條秋と朔は、朔の大学進学を機に二人で住むことになります。幼い頃は秋に懐いていた朔ですが、思春期になってからは秋を避けるようにになり、ちゃんと会話するのも久しぶりのことでした。女性が苦手な秋は、ずっと朔のことが好きだったのですが、ある時女の子と遊ぶ朔に感情的になってしまい、その流れで朔に抱かれてしまいます。翌朝、我に返った秋は思わず朔に「昨日は何もなかったよな?」と尋ねます。カップ麺ができるまでの3分間、朔は沈黙し、そして「何もなかったよ」と答えます。そしてその日から朔は帰って来なくなるのでした。第1話であっさりエロ展開するのですが、そこからどんどん拗れてゆきます。お互い少々病んでいても、同期してしまえば結果オーライ、二人が同期するまでのあれやこれやのお話です。
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