窮鼠はチーズの夢を見る オールインワンエディション
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窮鼠はチーズの夢を見る オールインワンエディション

水城せとな

人の愛と本質。愛という名の脆さ醜さ愛しさ

2021年12月25日
【不朽の名作】
※「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」「ハミング・バード・ラプソディ」合冊版。
重複購入にご注意ください!
小学舘半額クーポンにて。何度もずっと買おうか迷っていた作品。とうとう買ってしまった…やはり読んで良かった。
少女漫画的な可愛い絵柄をひと皮剥けばドロッドロ…
「流され侍」恭一がクズ過ぎて女々し過ぎてイライラの爆発か止まらない。今ケ瀬が哀しすぎる。大嫌いだけど読む手が止まらない、どうしたらいいのー?って結局一気読み。
作者さんの「失恋ショコラティエ」もイライラが止まらない作品でしたが、作者さんの読者へのエグリが凄すぎる。
ある意味の変態?(褒めてます)恋愛の本質の答えのひとつかもしれない。
最初大嫌いだと思いながら、読み進める手が止まらず最終的に大好きな作品に変わった。胸の奥がヒリヒリするような、螺旋階段を落ちて行くような、逆に登って行くような、目眩が止まらない特別な作品です。
(総535ページ)
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