このレビューはネタバレを含みます▼
ひたすら悲しく切ない美しい壮大なストーリーでした。
ただただ、亜姫が小さい頃から辛く悲しすぎて…その亜姫の側にいて大人になっても守り続ける薄星がカッコいい。国同士の戦いで戦争の残酷さや憎らしさや悲しさを感じ、その中でお互い好きなのに立場を気にして、女王として戦う亜姫と、亜姫の為だけに命懸けで戦う薄星がとても切なく苦しかった。
2人の一度だけの初めてが、亜姫は素直で薄星は男らしくて、なんて切なくも綺麗なんだろうと涙が止まらなかったです。
千年の花がやっと2人を導いてくれたのかな?え?亜姫はどうなった?と驚いてしまい、それでも2人は幸せになれたのかな?でも2人が笑顔だから大丈夫かな?という不思議と感動がいっぱいのエンディングで、読み終わった後もしばらく余韻に浸ってしまいました。