百草の裏庭
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百草の裏庭

青井秋

美しい絵本のよう。表題作は半分+短編。

2021年12月28日
184ページ、表題作で5話(描き下ろし6p)+短編4つ、計5作品。

作者さんファンです。
今回も作者さんらしい、1冊。
雨の日の静かな休日の一時、お気に入りの飲み物を用意してゆっくり読みたいような、、、
そんな穏やかな読み心地で、良かったです。

表題作は半分だけなので、読み応えとしては少し寂しい。
このお話をもっと読んでいたかったですが、短編の方も似たような淋しげのある穏やかな雰囲気だったので、まとまりは良く、読後の満足感は高いです。

本作もほぼプラトニックのようなー、それ以前の気持ち、、、
形のはっきりしないお話ですが、まるで美しい絵本を読んでいるよう。
素晴らしい作品です。
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