寄宿舎の黒猫は夜をしらない
」のレビュー

寄宿舎の黒猫は夜をしらない

鯛野ニッケ

愛をありがとう

ネタバレ
2021年12月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 吸血人類という人種のファンタジー。内容が素晴らしくて心を打たれ、話が進むにつれてゾクゾクして引き込まれました。ストーリー重視で読み応えがあり感動しました。
愛に苦しみやるせない2CP。吸血人類にとって、愛される事で人を傷つけてしまう、愛がこんなにも苦しいものなのか…理不尽、不条理で胸が苦しくなって切なくて涙がこぼれました。ユキの“愛してしまってごめんなさい”。ジーンの“愛をくれてありがとう”の言葉に重さを感じ切なかったです。
そして吸血人類の未来のために立ち上がるジーン、支えてくれるユキ。ユキの強さ、深い愛に心が打たれました。明るい未来がすぐそこに見えてきそうです。
愛が溢れていて心温まる素敵な作品でした。
切ない想いが多かったので卒業してからの未来のある幸せな姿が見れて嬉しかったです。素晴らしい作品を読めてよかったです。
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