このレビューはネタバレを含みます▼
気付いたら奥歯をギリギリと、歯ぎしりしながら読んでいました。。。
涙もろい葬儀屋くんと、自分の生前葬を依頼するチャラ男くんの物語。
「人はなぜ自死してはいけないのか」というテーマがずっと出てきます。
人それぞれ死生観は違う、自分の人生を、好きなときに終わらせてもいいじゃないか…というのが明星の言い分。
それを聞いた久長が、ある意味感銘をうけつつも全力でそれを阻止しようとしながら物語は進みます。
私は申し訳ないけれど、明星君は狭い狭い自分の世界の中で、ひとりで自己完結していると思った。
好き嫌いがはっきり分かれる作品だと思います。
読みながら、彼の自死を選ぶ理由がずっと気になっていた。
彼の理由に共感できる部分があったら評価は違っていたと思う。
私はだめだった。全く共感できなかったです。
志半ばで亡くなった人々の、愛する人への切なる思いを大切にしてほしいと思った