このレビューはネタバレを含みます▼
名門進学校に通う国彦はストレスに弱く常に胃薬を持ち歩いています｡ある朝､腹痛で苦しむ男に胃薬をやるのですが､帰り道､今度はその男に胃痛時を助けられます｡国彦にお礼を言いたくて探していたというその男は千里という売れっ子モデルで､国彦に惚れたから付き合ってくれと言うのでした｡受験生だから胃に負担をかけたくないと断る国彦に､自分なら国彦の胃に負担をかけずに守ることができると明るく豪語する千里は冷たいものの飲み過ぎでお腹を壊したのでした｡そんなお気楽な千里に腹を立てた国彦でしたが､キリキリと痛む胃を千里にさすってもらうと､とても気持ちが良く楽になるのでした｡思い立ったら一直線な情熱の人•千里と､冷静沈着•理論理屈が先に立つ男前な国彦の胃腸の弱いCPが織りなす愉快なラブコメ､理論派らしく受験日から初H日を決め､そこからキスするタイミングを割り出したり､Hも理屈から入り自習も怠らない国彦がおかしくも可愛らしく､それを受け入れる千里もなかなか男前です｡この作者様には珍しく心の病みは一切無く､病んでいるのは主役CPの胃腸だけですが､胃腸の弱い人にはかなり身につまされる描写が多いのでご注意下さい｡
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