あわわわ...王様に跪くアタシ。

ネタバレ

2022年1月16日

このレビューはネタバレを含みます▼ くぅ！やられた！首輪繋がれてしまったっ！シリーズおねだりしてしまうー(笑)
なんだか近頃、意図せずにSMものを読んでいますがコチラも悶えるほど面白い作品でした。因みに物理的に痛い表現は殆どないですよ。
フォロワー様方が次々とレビューを上げていてあらすじを読んで試し読みもせずポチ。
主人公トモくんの目線、思考、まんまと私もトモくんに乗りきりズルズルと沼に引きずり込まれました。全てが王様の手の中、愛とか情とかそういう事ではなく躾がなされていれば噛みつかれることも粗相をすることも無い。野良だった頃の様に不安な夜を過ごすことも無い。ひたすらに満たされてしまう。それがSMの真髄なのか。
トモくんが抱く王様篠田への感情は何なんでしょう。慕う…したう？んーもっとぴったりくる言葉が見つからないです。もっと深いところで繋がっているような言葉。どなたか見つかったら教えて欲しいです(笑)

性欲って天井知らずなのかも。
う〜ん。なんだか凄いな。人間は欲望欲求が暴走することが一番ヤバイいんだと今更ながら気づいたわ。
そして、軋む車輪の下でもがく人々の解放の場所。『車輪の下』という事なんですね。

かなり内容はピンポイントに深く掘ってくるんですが、絵も爽やかでトモくんの言葉もカラリとしている印象のためか重く感じないのです。

王様の篠田くんはSとして君臨しているのですが謎です。もしやMなのでは。チラチラ出てくる蜂谷という名前。伏線回収して欲しいです。

凄いの読んでしまいましたよ。ホントに繋がれてしまいましたよ。