S宿二丁目ラブアワー【単行本版】
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S宿二丁目ラブアワー【単行本版】

露久ふみ

絵が好み過ぎてつらい

ネタバレ
2022年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さんの作品購入は4作目。こちらの作品は、表題作全4話+短編「ダーリンの上手な育ち方」+描き下ろしで合計192ページ。表題作は、ハイスペ女装家の京子さん×鉄道会社勤務の元タチ・泉のお話です。転勤で東京に来て以降、誰とも関係を持っていなかった泉。出会いを求めて初めて訪れた二丁目のバーで、日中駅で見かけた京子に再会して…。攻め×攻めの攻防が好きな方には間違いない作品だと思います。結局元攻めだった泉は、力及ばず京子さんにネコにされてしまうんですが、ただやられるだけじゃなくやり返してやる!と常に意気込んでるのが良いんです。あっさりメス落ちして流されるのではなく(それも悪くないんですが)、受けに回ってもちゃんと男らしさが残っているのがとても良かったです。対する攻めの京子さんも、ウィッグを付けて女性っぽい口調ではあるけれど、オネエ攻めとはまた違う魅力がありました。「綺麗」と「カッコいい」がすごい絶妙なバランスで共存してます。ウィッグを取ってもカッコいいし、チラッと描かれてたデコ出しスーツの京子さんもめっちゃ良い!最後、殴り合いから和解までちょっとスピード展開かなと思いましたが、★の数を下げるほどではなかったかな。同録の短編は、子供だった秀一が成長してハイスペ&スパダリになり、長年想い続けていた幼馴染の旭にもう一度想いを告げるというお話。鉄板展開ですが、子供時代の秀一が可愛かった〜!秀一は本編の京子さんの親戚ということで、狩野一族のポテンシャルがすごい笑。
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