MILK TEA
」のレビュー

MILK TEA

熊猫

MILK TEA色の髪がきらきら透ける時

ネタバレ
2022年1月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 萩原保は大学入学と共に叔父宅に居候し、叔父夫婦と5歳の大翔とともに暮らすことになります。そこには叔父夫婦の友人•岸辺成幸もちょくちょく顔を出します。会う度にいつも揶揄ってくる成幸のことが苦手な保ですが、大人カッコ良い成幸が嫌いな訳ではありません。やがて、保と大翔が成幸の家にお泊まりすることになった夜、保は成幸にキスをされイかされます。そして保は成幸が叔父のことが好きなのだと気付き、叔父の代わりでは無く、ちゃんと自分を見て欲しいと思うのでした。成幸への反発でMILKTEA色の髪にした、恋を知らない保が、好きという自覚の無いまま成幸を惹きつけてゆきます。無自覚、最強。成幸に揶揄われるとすぐ赤くなってしまう保、成幸に試着した服を褒められて嬉しい気持ちが隠せない保、憧れるように成幸を見つめる中学生の頃の保、どのシーンも初々しくピュアな少年の面差しが刺さります。番外編『Would you like another cup of tea?』では2年後の二人と何かを匂わされる大翔とのひと時が描かれます。
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