ピンクポルノで待ちあわせ【単行本版/電子限定おまけ付き】
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ピンクポルノで待ちあわせ【単行本版/電子限定おまけ付き】

三栖よこ

設定は好きだけどちょっと合わなかった…

2022年2月6日
表題作のみ全7話+描き下ろしで合計187ページ。映画情報誌/サイトでピンク映画を担当するライターの熊野×ピンク映画をこよなく愛するリーマン・御堂のお話です。御堂がずっと好きだったピンク映画が劇場で公開されることに。意を決して入った劇場でいざ観劇しようとしたら、なんとそこはハッテン場で、知らない男に襲われそうになっていたところを偶然居合わせた熊野が助けて…という展開です。コミックスが発売されてからずーっと気になっていたんですが、今回やっとセールを機に購入。設定は好きな方だし、試し読み部分でも絵柄はそんなに気にならなかったんですが、残念ながらあまり合わなかったみたいで、途中からページを読み進めるのに努力がいりました…。受けの御堂がかなりチョロくてめっちゃ流されてるんですが、そのチョロさが良いと思えるだけのビジュアル的な可愛さもなく、結構熊野に悪態ついてるのに最後は結局流されてヤッちゃうんですよね。熊野は熊野で、良い人なのに結局ヤッちゃうという。なんか落としどころが「ただヤるだけ」みたいになっていて、会ってはヤッての繰り返しが途中で少し飽きてしまいました。あと試し読みの部分ではそんなに気にならなかったんですが、絵柄がちょっと好みじゃなかったみたいです。面長の輪郭と、口元は笑ってるのにあまり表情が現れない目元が気になって…。頭部と身体のバランスも少し気になりました。ただ細部まですごい丁寧に描かれている印象なので、絵が好みの方にはもっとハマるんだと思います。
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