ルックバック
」のレビュー

ルックバック

藤本タツキ

絵を描く人も描かない人も

ネタバレ
2022年2月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵を描く人は自分と主人公を重ねて読むことができます
自分が頑張っているのにライバル(京本)のほうがもっとうまくて評価されていて何度も心をくじく
しかしはじめて京本の家に行くと、そこには自分よりも何倍も練習(スケブの冊数)してきた彼女の姿があった
それでもそんな彼女に褒められて嬉しくてスキップしながら雨に打たれて帰り、すぐに漫画を描き始める
この漫画はセリフのないコマにこそ登場人物の思いが見える
漫画を描く力がなければできない手法だと思う
最後、背景しか描いていなかった京本が初めて(?)描いたと思われる人間、それは藤野だった
素晴らしいという感想しか出ない
長い漫画だが、長さも感じず飽きずに読めてしまう
いいねしたユーザ6人
レビューをシェアしよう!