このレビューはネタバレを含みます▼
COLDシリーズのスピンオフ。
透の友人、楠田編。
も〜これは、酷い!酷い!酷い!酷すぎ…。
透達とは別の意味で比べ物にならない。
苦しめてる自覚が全くないから、余計に辛いです。
色んな最低男見てきましたが、過去最低野郎がここにいました。
初めは、会話がアホ過ぎてクスクス笑っちゃったのですが、もうクレイジーを通り越して、何もかも笑えない。
2巻を読んでる途中、こんな奴のハピエンなんて見たくない.最後まで読めるかどうか…むしろもう読みたくない…っと思うくらい何もかもが酷いです。
先生、かなりやりきってます!
楠田も少々自業自得な部分があるのですが、
あのイカれた愛にはもう為す術がない。
お手上げです。
時が流れ、またあのイカれ野郎が現れる。
何も変わってないように見えて、
ほんの0.1mだが相手を想う心が出来ている。
独りよがりなとこは相変わらずだが、これ程執着してる愛は他にない。
ある意味とてつもない無限な愛に、私はお手上げ。
楠田も昔のように流されたりしない。
いい部分が1割あるかないかの男が、少しずつ変わっていく。
楠田の中でまた動き出す。
まだ2人は終わっていなかったんだと…。
(楠田はいったい何なんだ!)っと楠田にも(?)が出てくるが、自分達にしかわからない愛。
他人には理解出来ない愛がそこにあって、楠田が幸せならそれでいいよっと。もうたどり着くのはそこしかないので。狂おしい程愛して愛されてしまった2人。
そして藤島の『平和だね』
その言葉に4人の過去がちゃんと思い出となり、
今がどれだけ幸せなのか…っと見せつけられました。
(藤島ですよね?)
最後はイカれ野郎がイジられ野郎に。
なんじゃこりゃ。
また初めのクスクスっと笑う心情に戻っていました。
先生は何者ですか!!
感情の魔術師!!
そして何と言っても、透ですよ!!!!!
もぅいい男になり過ぎていて…。