このレビューはネタバレを含みます▼
天才子役•蓮見凛太郎に憧れて､相手役オーディションに応募した曽根ケンイチは､オーディションの場で凛太郎に勢いで告り採用されます｡ケンイチには才能があると言う凛太郎は､突然その映画のクランクアップと同時に引退を表明し､ケンイチのファンとして推し活を始めます｡凛太郎にマジ恋しているケンイチはショックを受けつつチャンス到来かと喜ぶのですが､凛太郎はあくまでファンとしてのスタンスを崩さないのでした｡一緒に暮らして10年経ってもその関係は変わらず､ケンイチは脚本家となった凛太郎から恋愛ものを書くので誰か相手を紹介して欲しいとまで言われるのでした｡凛太郎はかつて女性ファンとの間にトラブルがあり､ケンイチとの純粋な推し活に癒しを求めていたのでした｡それでもやっぱり凛太郎への恋心を消すことのできないケンイチが不憫です｡お互いに20年来のファンと10年来のファンである二人が遠回りしながらゆっくり手探りで恋を掴んでゆきます｡
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