このレビューはネタバレを含みます▼
鬼シリーズ第3弾、ホホ様と烏がセリフつき、しい様&椿丸は伝説の鬼夫婦としてちょろりと登場しますが、単独読み問題なしですよ。
道祖神から鬼になってしまった美しい銀×ヤ組長の妾の子で孤独な虎牙のほんとにBIG LOVEでした。
銀がもう健気で可愛いったらない。
虎と出会い、名前をもらって、嫁にして、幸せに暮らして、先に死なれる...。
虎を一途に待つ銀にみなさまと同じくらい涙が止まりませんでした。
黒いどろどろも愛おしい(便利だしね!)。
そして、虎の男らしい性格がとても好きです。
自分の全部を銀にあげる前に決着をつけるとか、鬼になるための修行とか。
ずっと2人で一緒にいられるよう考えたり行動したりするところ、すごく前向きで銀も私もメロメロ。
虎之進→虎牙→仁虎...今回記憶あったの嬉しい!
虎牙が銃口向けられる直前に「産まれた瞬間にお前に会えてりゃあなぁ」が効いてます。
寿命問題に別れはつきものだけど、鬼×人間のまま何度でも出会い直してその度に『ただいま』『おかえり』をやり続けてほしいな。
ひとりでまつのさみしくないよ、こころはずっといっしょ!
(2021年8月/190p)