青葉くんのシークレット・バージン[コミックス版]
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青葉くんのシークレット・バージン[コミックス版]

藤峰式

暴走機関車×2!(作者さん談)

ネタバレ
2022年2月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作者さん買いです。今日の電子発売日を楽しみにしていました!今回も明るく楽しく読める一冊になってます。
さてさて今回の作品は、クールなモテ大学生の涼×幼馴染の青葉のお話で、表題作のみ全6話+描き下ろしで合計170ページ。何をやっても涼に勝てない青葉が、苦し紛れに放った非処女宣言。これで青葉はマウントを取ったつもりだったのに、キレた涼に押し倒されて…というお話。青葉のおバカ加減が愛おしい笑。作者さんがあとがきでも書かれている通り、すんごいベクトル振り切ってます。こんな青葉に振り回されて涼は可哀想だなぁ〜なんて思っていたら、涼の方も実は束縛系激重メンヘラ男だったという。作品さんお得意のクールなのに重い系、私も大好物で美味しく頂きました!キャラ設定や、涼が青葉に執着しだしたきっかけなどはまあBLあるあるというか、作者さんの既刊でもよくあるパターンかなと思うんですが、今回は植野のキャラがすごい良い味出してました。当て馬なんですが、そう来るか〜という、ただの当て馬と違う立ち位置が新しくて面白かった。この他にも青葉の心の声が面白かったり、そこかしこに作者さんのユーモアが散りばめられていたと思います。欲を言えば、もう少しページ数を増やして、付き合った後のイチャラブも見たかったかな。定番のがっつり白抜きは残念でしたが、終始楽しく読めました。
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