蟷螂の檻
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蟷螂の檻

彩景でりこ

とんでもないBLを読んでしまった!

ネタバレ
2022年2月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻無料の時に読み、この先どうストーリーが展開していくのかが気になりすぎて既刊の4巻まで一気に買いました。真面目な美人受けがいやらしく開発されていくのが好きな人にオススメです。綺麗な顔と感じやすすぎる体のギャップが最高です。サラサラの黒髪とソックスバンドも性癖に刺さります。
普段は明るいラブコメばかり読んでおり、「受けがオジサンに犯されているというのに顔色ひとつ変えない攻め」や「攻めが他の男に受けを犯すよう促す」というシチュは苦手だったのですが、食わず嫌いということがわかりました(笑)でも他のどんなCPでも同じように見たいとは思わないので、典彦×育郎でのみ成立する萌えがあります。
典彦が「愛しています」という度、「騙されないで育郎!」と思ったのですが、でも典彦は典彦なりに愛しているというか、絶対に真っ当なやり方ではないのですが、これが典彦の愛し方なのだと、そう思うようになりました。歪み過ぎていますが、小さな頃からあんな可愛い坊ちゃんに懐かれたら手を出したくなるのはわかります(笑)
4巻の最後では、もう育郎は典彦という「檻」に囚われない……と示す描写がありましたが、この先2人が一緒に笑って過ごせるような時は来ないのでしょうか?典彦のせいで(まず父親が最悪で、更に元々育郎をよく思わない人や色欲狂いの政治家がいるせいもありますが)こんなに酷い目に遭った育郎ですが、それでも典彦を求めたので、この2人が穏やかに過ごせる未来を願ってしまいます。次の最終巻も絶対買います!!
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